絶滅危惧種を額縁の中に
子供の頃、家のすぐ近くを流れる用水路にはたくさんの魚がいて延べ竿を垂らすだけで入れ食い状態。
特大のナマズやニゴイ、オイカワ、今では絶滅危惧種になってしまったタナゴもありえないくらい釣れました。
タナゴについては河川改修やブラックバスの食害によって当時から全国的に生息数が激減していたのですが、その用水路に限っては豊かな里山の自然そのものでした。
私が地元を離れて何年も経ったころ、どこかの業者がやって来てタナゴの乱獲を繰り返しました。大きな網で一網打尽にしているのを父が何度も目撃しています。
タナゴは観賞魚として売買されます。
根こそぎ持ってかれた用水路は今では魚影が全然なくなってしまった、と私に釣りを教えてくれた父が寂しそうに言っていました。
このヤリタナゴは、そんな乱獲がなくなればいいのにという思いで描いたものです。
ペットショップのあり方やペットを飼うことそのものについてもいろいろ考えていかなければいけなさそうです。以下のリンクは参考までに。
ペットショップ|岡本夏生オフィシャルブログ「人生ガチンコすぎるわよ!」Powered by Ameba